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名残の稽古茶事

コロナ禍の中、感染に気を付けつつ続けてきたお稽古の一区切りとして、10月28日に稽古茶事を行いました。

お茶事って何?という気分のまま、頑張ってみました。

亭主役と半東役は、お茶のお稽古を始めて丁度二年目。茶事の流れを理解するのは、なかなか大変なのですが、お客様役の方たちも、楽しいひとときを過ごしていただけたようで、大成功だったと思います。

今回は、ご亭主の思い入れのある品を使い、また、時期を考えてハロウィンを、意識しての茶事としました。

お母さまから譲られた茶碗、ご自身で金継した器、お茶を習い始めたときに購入した棗、記念に戴いた茶入、親しい和菓子屋さんにお願いした特製ハロウィン主菓子…と、楽しい話題が広がりました。

半東は、亭主を支えつつ、お客様に心を配る大切なお役目です。お茶事の流れがスムーズにいくようにします。よく分からないながらも、とても良く動いてくれました。

お茶のお稽古は、お茶事を行うためのものです。お客様を待たせすぎないように、次の用意を考えていきます。いつ、何を持ち出すか、いつ、用意しておくか、と考えます。稽古茶事の経験が、これからのお稽古の励みになるといいと思っています。